－ 襖の芯材 －

当社製襖芯材の種類と特徴についての説明です。

和骨
紙と木の昔ながらの製法による下地で、釘は竹釘を使用した100%天然素材です。
今環境問題によりこの和骨が見直されています。
屏風・衝立・額下地（組子下地）にも使用されています。

チップ芯
和骨（組子）の構造を継承し機械化により大量生産を可能にしたものです。
和骨同様張り替えで半永久的に使用可能です。
屏風・衝立・額下地（組子下地）にも使用されています。

ペーパーコア
従来の組子構造と違い自由な寸法にカットすることができ、
作業の大幅短縮で生産性が向上しました。
「破れない襖」と言えるほど丈夫なのが特徴です。

---

－ チップ芯 －

在庫寸法を約1000種類取り揃えています。(平尾倉庫の在庫数：約10万枚)
当社の規格寸法(又は指定寸法へのカット)であれば即日出荷致します。
在庫製品は乾燥状態がよく、スミジワの原因である框のヤセがありません。



当社製チップ芯襖下地の特徴は次のようなものがあります。

『人と地球に優しい』
科学製品を極力使用していない、木と紙による芯材です。
人に優しく万一の火災時にも、プラスチック系芯材と異なり有毒ガスは発生しません。

『優れた耐久性 』
框（かまち）には日本の気候にあった内地材（吉野杉）を使用し、
長年使用しても反り・ねじれは殆どなく、同じ下地で何度でも張替えができます。
また、和骨と同様の構造（襟輪入れ）で框を止めています。
縦・横からの衝撃にも強いので長年使用しても安心です。

『確かな品質』
下張りからサイズカットまでの自動生産ラインと
検品体制により高品質を維持しております。

『エコマーク事務局認定』
エコチップ芯下地はエコマーク事務局認定の環境保全型商品です。

チップ芯在庫寸法表はこちらからダウンロードできます。

---

－ ペーパーコア襖 －

当社はペーパーコア(Pコア)襖を平成１２年より製造開始しました。
環境に優しく、サイズを自由にカットできる生産性の高い下地というのが特徴です。

当社には上張りをしたものと、下地のみのものがあります。
下地を豊富に在庫しているので、ご指定の上張り紙ですぐに出荷できます。
当社製ペーパコア襖下地の構造は、下図のように表面に下張り紙を施した３層構造です。
張り紙が遮断した湿気を吸収し、上張り紙へのシミ等の返りを防ぎます。

---

－ その他の襖材料 －

※その他ご相談、「こんなものはできないか」といったご質問などお待ちしております。